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採用担当者を惹きつける志望理由を考えよう!

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未経験からIT業界を目指していると、実際に転職活動を行ってみて「面接で何度も落とされてしまう」「適切な志望理由が思い付かない」など、面接の難しさに直面している人もいるのではないでしょうか?

面接で不採用とされてしまう理由として、印象や能力は評価されているものの、志望理由が他の企業でも実現できそうなものだったというケースがあります。志望理由は、それほど面接を通して重要な評価ポイントとなるものです。

本記事では、志望理由が重要視される理由や、評価されやすい志望理由の条件について、詳しく解説していきます。

目次

志望理由が重要視される理由

企業の面接では、必ずと言っていいほど「志望動機」を聞かれるでしょう。そして、応募者を採用するか評価をする際に、志望理由は重要視される項目となります。

志望理由には、「その人の経験や考え方を背景にし」、「どうやって企業と重ね合わせ」、「何を理由で志望しているのか」と、人となりがわかる要素が詰まっているのです。また、応募者の入社への本気度や強い意志を測り、アンマッチな人材かどうかを見分けるための大事な判断材料ともいえます。

そのため、筋の通った具体的な志望動機であればあるほど、採用担当者に好印象を与え納得させることができるでしょう。逆を言えば、どこの企業でも当てはまるようなことや、別の企業でも実現できることでは?というような内容では、本当に志望していると感じさせた応募者の方が選ばれてしまうのです。

評価されやすい志望理由の条件

実体験を含み現実味があること

評価されやすい志望理由の条件として、実体験が含まれているかどうかが一番に挙げられます。

例えば、志望している企業で成し遂げたいことや希望する仕事があるとしたら、それらをしたい!という思いだけ伝えても説得力がありません。その思いに至ったエピソードや背景を伝えることで、説得力があり現実味のある内容となるのです。

・悪い例
 使いやすいシステムを開発して、多くの人の業務軽減や効率化を実現したいです。

・良い例
 営業職として業務を進める中で、日々時間を取られていたルーティン作業が、あるシステムが導入されたことでたったの5分で終わらせることができるようになりました。この経験からシステムの可能性と魅力を知りました。そのため、使いやすいシステムを開発して、多くの人の業務軽減や効率化を実現したいです。

但し、志望理由とそれを裏付けるエピソードや背景が矛盾していると、採用担当者に不安を抱かせてしまうため注意が必要でしょう。

他の企業ではいけない理由が明確

例え、具体的な志望理由があったとしても、それが他の企業でも実現できるようなことであれば、採用担当者は「それなら他社でも良いのでは?」と疑問を抱くでしょう。

そのため、その企業でしか実現できないことや、その企業だからこそ自分が能力を発揮できるような要素を盛り込むことが必要です。

例として、その企業が扱っている製品ならではの魅力について言及したり、経営者や社員の話を聞くことが出来れば、どこに魅力を感じたか等を自身の経験と絡めると効果的でしょう。

上記のケースが当てはまらない場合は、以下のような観点から、志望する企業と自分自身を絡めて考えるといいでしょう。
・企業の事業内容や強みに、自分のキャリアビジョンと重なる部分はあるか?
・経営者の考えに共感できる部分はあるか?
・社風が自分の雰囲気や価値観と合っているか?

そうすることで、「他の企業ではいけない理由」が明確となり、採用担当者により納得してもらうことができるのです。

結論を先に簡潔に

ここまでで見てきたように、志望理由の内容については言うまでもなく評価を左右する重要なポイントです。但し、内容云々の前に、聞き手や読み手にとって、わかりやすい伝え方が出来ているかどうかも採用担当者がよく見ているポイントとなります。

「適切に要点がまとめられている」や「結論を先に記載し根拠を簡潔に述べている」等が徹底されているほど、聞き手に好印象を与え評価は高まるでしょう。

好ましくない例として、最初から最後まで話を聞かないと要点がわからないようなケースや、複数の要素を盛り込もうとしたために何を伝えたいのか分からなくなってしまっているケースなどが見られます。

これでは、業務上欠かせないコミュニケーションスキルが不足しているのでは?と企業側を不安にさせてしまう要素となってしまいます。

そのため、結論を先に述べているか、聞き手にとって理解が難しい伝え方になっていないか等を観点に、意識して話す必要があるでしょう。

好まれない志望理由の共通項

どの企業でも当てはまるありきたりな内容

「どの会社でもあてはまりそうな志望理由」や「会社のHPから抜粋した言葉を並べただけのもの」は、採用担当者に本気で志望しているのかと不信感を抱かせる可能性があります。

やりたい仕事や叶えたいことが明確であったとしても、それが同業他社でも実現できるようなことであれば、その企業を志望している理由を伝えることができていません。その場合、業界としては筋が通っているが他の企業でもいいのでは?と採用担当者は受け止めるでしょう。

また、会社HPから引用等の明らかにどこかで聞き覚えのあるフレーズや言葉を並べていると、自分の言葉で発言できておらず説得力に欠けることもあります。そのため、会社HPを参考にする際も、自分自身の言葉でかみ砕いて伝えるとより良いでしょう。

待遇や制度への関心がメイン

雇用条件や福利厚生等の、仕事内容や事業以外のことを志望動機にすることは、第一に挙げる志望理由としては、後ろ向きな印象を与えてしまうため避けた方がいいでしょう。

以下のような志望理由が例として挙げあれます。
・研修が充実しているため
・残業代が出るため
・ワークライフバランスが均等にとれそう

研修は企業がコストをかけて行っていることであり、研修目当てで入社すると思われかねません。また、残業代やワークライフバランスを気にしていると受け取られ、仕事は二の次という印象を与えてしまいます。魅力的に感じる点として挙げるのは問題ありませんが、志望理由としては採用担当者に不信感を抱かせてしまうでしょう。

意外と言ってしまう「勉強したいから」

意外と言ってしまいがちの「御社で勉強させていただきたい」というような志望理由は、積極的に受け止めれる一方で、ネガティブな印象を与えてしまうこともあります。

自分では前向きな姿勢をアピールしているつもりでも、企業側には「自ら戦力になろうとしない受身な人間」と捉えられる可能性があります。そのため、原則として「会社は勉強をしに行くところではない」ということを押さえておきましょう。

但し、勉強や学ぶ意欲があることはポジティブに働く要素でもあります。最初から教わる気満々じゃなく、まずは自分がどう貢献したいか等を伝えた上で、知識不足の面を補える環境(研修体制が整っている等)であることに魅力を感じていることを伝えるといいでしょう。

まとめ

未経験からIT業界を目指している人に向けて、面接で志望理由が重要視される理由や、評価されやすい志望理由の条件について、詳しく解説してきました。

面接が上手くいかないという人は、本記事の評価されやすい志望理由の条件を盛り込んでみて、自分自身の志望理由を改めてアップデートさせてみましょう。

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