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雇用形態で変わるエンジニアの働き方

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未経験からIT業界を目指す人にとって、「どの職種が適切か」はもちろんのこと、「どの雇用形態がオススメなのか」についても気になるポイントではないでしょうか?

最近では、YouTube等のあらゆるコンテンツで、「フリーランスが稼げる!」「未経験者でも副業可能!」など様々な意見が行き交っています。

そんな中、特定の意見を鵜呑みするのではなく、どの働き方が自分に合うかを見極めるために、3つの雇用形態の特徴やメリット・デメリットを理解していきましょう。

目次

会社員

特徴

企業に所属して会社員として勤務します。多様な働き方の中でも一番安定性があり、代表的な雇用形態ともいえるでしょう。

大手企業やベンチャー企業に限らず、研修が充実している会社が多く、スキルアップやキャリアアップを目指しやすい環境が整っています。

また、会社に所属していることで人とのつながりも多く、さまざまな情報や経験を手に入れることができるでしょう。

給料制のため収入面は安定している反面、業務量と収入が必ずしも比例しないこともあります。そして、働く場所や時間、業務内容の選択の自由が比較的少ないことが、会社員であることの特徴といえるでしょう。

メリット

次に、会社員であることのメリットを見ていきましょう。

大きな特徴としても挙げたように、毎月決まった給料を必ず得ることができることは、会社員としての一番のメリットとなります。

さらに、健康保険・厚生年金・雇用保険等の社会保険については、健康保険と厚生年金は費用の半分を会社が負担してくれる形となります。雇用保険に関しても、定められた利率で算出した費用の一部を会社が負担します。

会社員をしていると当たり前のことと思われがちですが、全額負担のフリーランスや個人事業主にとっては、ありがたい恩恵とされるでしょう。

また、会社員は社会的信用度が高い傾向にあります。企業に所属していることで、カード審査や住宅ローンに比較的通りやすくなることも大きなメリットでしょう。

デメリット

メリットがある一方で、他の働き方と比較すると、人によってはデメリットとなることもあるでしょう。

働く場所や時間、そして仕事内容については、所属する企業の采配で決まります。そのため、自分自身の意思とは反することもあり柔軟性に欠ける場合もあります。

また、チームや部署に所属して仕事を進めていくことが多いため、その組織の上層部の方針に依存する傾向にあります。個人の主張が採用されにくいのも、会社員として働くデメリットといえるでしょう。

フリーランス

特徴

IT業界では、他の業界と比べ、企業に属さずに個人事業主として独立する人が比較的多くいます。

これはIT業界特有の構造から来るもので、1つの開発プロジェクトチームに、主導企業の社員、外部からの派遣エンジニア、業務委託契約を結んでいるフリーランスエンジニア等、あらゆる人たちで構成されることが珍しくありません。

そのため、企業に属さずフリーランスとして独立をしても、プロジェクトや何かしらの案件に入れるチャンスがあり、独立を目指す人も一定数いるでしょう。

但し、フリーランスのエンジニアは企業のバックアップがないため、仕事を得るためには自己解決能力や高い技術力が求められます。

メリット

働く時間を自身でコントロールできたり、さらにはリモート可能な案件であれば働く場所も自身で選べるため、「働く時間や場所に縛られない」働き方を実現できます。

また、実力次第でどんどん難しい案件をこなすことが可能で、働きに見合った報酬を案件ごとの単価で受け取ることができます。そのため、技術力が収入に直結しやすく、正社員より稼げる可能性がある点は大きなメリットといえるでしょう。

企業に属していると、関わるプロジェクトや使用する技術等は企業の采配次第となりますが、フリーランスであれば自身で仕事を選びやすいというメリットもあります。

デメリット

大きなメリットを享受できそうなフリーランスですが、正社員よりも大きなリスクを負うことになるという印象が大きくあります。

大きなデメリットとしては、毎月決まった給与が支払われる正社員に対し、フリーランスは継続的に案件を獲得できなければ収入が途絶えてしまうという不安がつきものです。また、会社員と比較し企業の業績悪化や不景気に影響を受けやすく、契約を一番に打ち切られやすい対象となるでしょう。

会社員のメリットで紹介したように、フリーランスは会社員のような社会保障がないことも、フリーランスへのハードルを上げている1つの要素でしょう。会社員は健康保険と厚生年金が企業と折半になるのに対し、フリーランスは全額を負担しなければなりません。また、労災保険や介護保険も対象外となります。

副業

特徴

近年、副業OKとする企業が増え、それに伴いIT業界でも副業として開発に携わるような人も増えてきました。

全くの未経験から副業として仕事を請けることは現実的に難しく、微経験者や現在会社員として勤めながら、平日夜や休日のみ副業を行うといったイメージです。

副業を通して、スキルアップや収入アップを目指すことができる一方で、確定申告が必要になる可能性がある等の手間がかかることも増えるでしょう。副業エンジニアのメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

専門的スキルが求められるエンジニアの副業案件は、他の副業と比べると単価が高めに設定されていることがほとんどです。そのため、本業の給与に加え副業で得た収入分も増えるため、収入アップが実現でき一番のメリットといえるでしょう。

また、本業では経験できない業務や技術を習得できる可能性もあり、自身のスキルアップにつながるチャンスともなります。スキルアップだけでなく、副業で関わる人たちとの人脈が広がり、新たな副業の機会を得ることができるかもしれません。

このように、副業を行うことで享受できるメリットは多くあるといえるでしょう。

デメリット

一方で、本業以外の時間を副業に充てることで、プライベートな時間や身体を休める時間が少なくなります。それにより本業に影響がでる可能性もあるため、健康面や本業の重要性を考え、メリハリを付けながら副業にも注力する必要があるでしょう。

また、エンジニアに関わらず、本業以外の収入が20万円を超えた場合に確定申告を行うことが求められます。確定申告を行わなかった場合は、税務署により延滞税などのペナルティを受ける恐れもあります。そのため、副業に割く時間だけでなく確定申告の手間や時間も取られというのは、デメリットの1つと言えるでしょう。

まとめ

エンジニアとして働く上で、3つの雇用形態の特徴やメリット・デメリットを紹介してきました。

会社員として働くことが世間一般ではあるものの、IT業界は特にフリーランスや副業として関わる人たちも多い業界です。

そのため、エンジニアは、ワークライフバランスや将来のことを考えた時に、どの雇用形態で働くのが自分にとって一番いいのかを選べるチャンスが多いともいえるでしょう。

まずは、メリット・デメリットを理解し、どの働き方が自分に合っているかを検討していきましょう。

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